「好きなもしくは付き合ってるフィリピーナと上手くいっておらず、別れた方がいいのはわかっているんだけど別れられない・諦めきれない」
- 遊びのつもりだったワンナイトを過ごしたフィリピーナのことを好きになってしまった…
- 長年お付き合いをしているフィリピーナと結婚したいが相手のフィリピーナはその気が無さそうや訳あり…
- 恋人と言いながらひどい扱いを受けているにもかかわらず、好きだからという理由だけで固執している…
そんな悩みを抱える人の多くは、
「どうしたら振り向かせられるか?」
「どうしたら元の関係になれるか?」
という事ばかり考えてしまい、好転しない恋人フィリピーナとの状況に心がどんどんとしんどく辛い状態へと疲弊してしまいます。
そういった悩みを抱えるほとんどの人たちに言えるのは少しドライな言い方になりますが、
“そんなにしんどいならとっとと別れた方がいいのでは?”
という提案。
先に結論を書くと、今回の記事はそんな悩みで心がしんどい人たちへ別れの後押しをする記事。
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えてして別れの踏ん切りがつかない人の思考はもう別れた方がよいと考えているにも関わらず、相手との間に少し良いことかあると何とかリカバリーできるのではないか?と考え、しんどい状況の中に微かな灯りをともしてしまいます。
ただ、別れる寸前の相手の心が離れた末期の相手と元に戻るというのは並大抵の事じゃない事もまた事実。
そのまま別れとなることがほとんどで、運良く大好きな彼女と復縁できる場合も、少なくとも一度関係をリセットした方がその後の関係は健全化しやすい。
また、別れないまましんどい状態を続けていくよりも、別れて新しい人に出会っていく方がよっぽど幸せへの近道となる確率の方が高いものです。
では何故に人はそんなしんどい状態でも別れる事ができない人が多いのか?
これはあるバイアスが大きく関係している。
そのバイアスと言うのが、
この記事の目次
諦められない心理「サンクコストバイアス」
サンクコストバイアスとは?
サンクコストバイアス(sunk cost bias:埋没費用効果)とは、簡単に言うと「合理的に損切りできない心理作用」のことです。
かけた時間と労力の割に出される結論があまりにも費用対効果が悪すぎる、そういう時にサンクコストバイアスががかります。
例えば、投資をしている時に意図せず下がってしまい自分が損をしたとします。
その損をした時にすぐさま売却して終わらせてしまえばいいはずなのに、もちろんそれが上がる場合もあるからではありますが、なんとかその損を取り返すことがしたいと考えてしまい、結果的に更なる損を重ねてしまい、あの時に売っておけばよかったと後悔してしまうような損切りができない人は投資では大きな損をしやすくなります。
みんなそれを頭でわかっていても、損切りできない。
この「損切り」は投資だけではなく、人間関係にも当てはまります。
そしてそんな時に働いている心理がサンクコストバイアスです。
人生における「損切り」
これは実は人間関係でも同じです。
人間関係に固執してしまったりする人も多いのではないでしょうか。
さらに、仕事でも同じです。
この業界には未来がないなとか、自分は他の会社に行かないとやばいなと思いながらもなかなか行動できないという人も多いはずです。
同じようになかなか物が捨てられないという人もいるかと思いますが、これらはすべて損切りができないことによる現象だと言えます。
今決断すれば一番損をしないはずなのに、それを決断することができず先延ばししてしまうことで、さらなる損を作り出してしまうということにつながります。
なぜこのような損切りができないのかというと、自分が間違っていた、あるいは、自分が損をしているということを受け入れないといけないからです。
自分が判断を間違い損をしたということを受け入れて、これ以上の損をしないためにそこで決断するというのが損切りです。
恋愛におけるサンクコストバイアス
サンクコストバイアスは、主に投資の世界で使われる言葉ですが、投資同様、恋愛にも「損切り」が必要です。
なんとなく嫌われるのを怖がったり、その人との関係を切ると何か大きな損をしてしまうのではないかと迷ってしまうことから、相手との関係を切ることができずずるずるといいように利用されてしまうとか、ストレスを抱えたまま生きてしまうということが起こります。
そして恋愛では長年付き合ってると、「長年付き合ってること」のリターン(愛情や結婚など)をもらわずにいられなくなります。
人は誰しも無駄な時間を過ごしたとは思いたくないので、いつかリターンが来ると信じて効果のないことでも続けてしまうのです。
お付き合い継続のマイルールを作る
損切りは感情でやると失敗します。
そこで、自分の中で絶対に守る損切りルールを作ることが大切です。
例えば
- 5回目以上デートをして恋人になれないなら諦める
- 2週間以上連絡や返信がこなかったら自然消滅とみなす
- いついつまでに結婚を決めなかったら別れる
といった何かしらのルールを作ってそれを守るようにします。
するとこのバイアスがかかりにくくなります。
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別れることによるメリットがある
別れることになぜ悪いイメージがあるのか?
別れるという事実だけを見れば、お付き合いをしている二人が、その関係を終わらせるというだけのことですので、そこにいいも悪いもないはずです。
しかし、その「別れ」の前には
- 喧嘩による険悪な雰囲気
- 不貞による信頼関係の崩壊
- 裏切りによる怒りの感情
などがあることが多いですよね。
そのため、「何かよくないことがあった結末として」起こるのが別れだと認識やすいのでしょう。
「手放すと入ってくる」の法則がある
確かに別れる「前」には、不安なイメージがありますが、別れた「後」には意外にもハッピーな展開が待っていることも多いのです。
- 長年付き合った恋人に見切りをつけた瞬間に、生涯をともにするパートナーに出会う
- ひとりになって仕事に没頭してみたら、昇進が決まって年収がアップする
中長期的な目線で見ると、別れたことによって人生が好転することもよくあります。
そしてそういうときには大抵、「今まで固執していた”何か”を手放したときに訪れるものです。
そう考えると、何かとお別れをすることはそんなに悪いことでなく、むしろメリットが大きいとも言えるのではないでしょうか?
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別れは終わりではなく始まりである
大切にしてくれない人を大切にしないこと
仕事では「会社からひどい扱いを受けているならすぐに辞めたらいい」という発想になるのに、どうして恋愛だと「恋人からひどい扱いを受けているならすぐに別れたらいい」と言う発想にならないののでしょうか。
自分を大切にしてくれない人をいつまでも大切にするのはもうやめにしましょう。
別れるからこそ変われることがある
むしろ別れることによって、これまでの自分からは想像もつかなかった自分になれることもあります。
それはきっとこれまでの「つらくてしんどい自分」にサヨナラをし、「ありのままの新しい自分」に出会えるからなのでしょう。
その「最高の手段」を選ばずに、「つらくてしんどい自分」でい続けるのはもったいないことだと思いませんか?
別れとはすなわち、関係の終りであると同時に、新しい誰かとの関係性の始まりでもあるのです。
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諦める力は未来を切り開く力
最後に諦める力というのは、未来を切り開くための力です。
ただ諦めるのではなく、諦めて現実を受け入れ、その上で突破することが可能な部分に皆さんの力を集中して、それ以外のものは諦めて捨てるわけです。
諦めというものは、自分の可能性に対して、自分の持っているお金や時間や労力といったリソースを集中させるための大切な行為です。
どうしようもないものに固執することなく、希望と勇気を持って諦める、手放す力をあなたが持てれば、いまあなたを悩ましている相手のあなたへの最期の印象は少なくとも良いもので終わります。
そしてあなた自身の相手へのバイアスが一度外し、狭まっていた視野を戻してみると、
- あんなに好きだったのに
- これ以上好きになれる人なんてもういないと思ってたのに
- 結婚はあの人しかしないと思ってたのに
なんて事を感じる経験をみんなした事があると思います。
それはこのサンクコストバイアスと次回紹介するあるバイアスが大きく影響しているから。
その事を科学的に理解してできるだけコントロールできれば、少なくとも上手く行っていない恋人との着地点の見えないずるずるからは解放されるはずです。
このプロセスを経てもまだ今の相手が好きだと思えたなら、、、その時は諦めない力を発揮するときなのかもしれません。。。
【↓↓ 今回の記事に関連するおすすめの本 ↓↓】
TEAMあわよくばの本日の記事をお読みいただき、ありがとうございました。
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こちらの普段のブログとは少し毛色の違うお話でしたね😊👍
損切りは大事ですけど、どこで踏ん切りをつけるか迷う人は多いと思いますよ。
エッジさん、確かにどのタイミングかってのは人それぞれあると思います。
ただ、別れられない人って結局向こうから去って行くのを待つ人が多いのかなと思ってて、そこをもう少し自分でコントロールする力を持つべきなのかな?などとも思ったりしています😊
投資も人間関係も損切りは大事🤣🤣🤣
これだけお金かけたのに…
なんとか振り向かせたい…
未練は残りますが
前に進みましょう
金髪さん、これが下手の人ほど一つのことに執着しやすく近視眼になりがちだと思うんですよね。
まっ恋愛においては粘り勝ちがあるのも確かですが、それすると二人の関係のパワーバランスが崩れがちなりますしね😅