みなさんこんにちは。あわよくば編集部(@TeamAwayokuba)です。
今回のトピックスは読者の皆様のフィリピン渡航にも切っても切れない、パスポートを紛失した、盗難された時にどの様な流れで帰国する事が出来るかと言う、どちらかと言えば短期滞在の方向けの内容です。
実際、海外でパスポートを無くしたり、盗難されるとかなりパニックになるとは思います。
ただ、帰国までの流れさえ理解していれば落ち着いて必要書類の準備であったり、帰国までの必要日数を計算し、計画を立てやすくなるとも思いますので、今後の“まさか”に備えて、また、もし今現在、紛失・盗難でお困りの方でこの記事に辿り着いた方が要られましたら、参考になればと思います。
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この記事の目次
フィリピン・マニラでパスポートを紛失した・盗難された時の帰国までの流れ
最寄りの警察でポリスレポートを作成してもらう
紛失・盗難どちらの場合においても、警察のポリスレポートを大使館に求められるので、最寄り警察署やポリスステーションでポリスレポートを作成してもらって下さい。
マラテならレメディオスサークルの近くのポリスステーションや、パームプラザ横のポリスステーションで作成してもらうことが出来ます。
僕の場合はレメディオスサークルの近くのポリスステーションで作成してもらい、お礼に担当者に500ペソ渡そうとしましたが、「要らない」と言われ、逆にビビりながら書類を受け取りました。
帰国のための渡航書またはパスポート用の証明写真を入手
帰国する為だけに使う仮のパスポートとも言うべき、『帰国のための渡航書』または『パスポート』の作成の為に必要な写真を、街中やモールなどで撮影して準備して下さい。
僕の場合はポリスステーションで、近くで証明写真の撮影してくれる所を尋ね、案内されたのがレメディオスサークルからカウボーイグリルに向かって歩き、カウボーイグリルを越えた次の筋を曲がった、以下の所でした。
下のマップのピンの位置にサリサリストアの様な所が有り、その隣で写真を撮ってもらいました。
写真のサイズの規格(横:3.5cm×縦:4.5cm)が有りますが、パスポート用と店員に伝えるとそのサイズで写真を作成してもらえます。
恐らく大丈夫だと思いますが、写真は2枚必要となりますのでご注意下さい。
値段ははっきり覚えていませんが、恐らく300ペソ位だったと思います。
ただ、ここでは変なスーツ姿のボディに顔だけコラージュされると言う、有り難いけど全く必要のないサービス精神を発揮され、鬼ダサい証明写真が出来上がりました。。。
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日本大使館で『帰国のための渡航書』または『パスポートの再発行』を申請
上記のポリスレポートと写真の準備が出来れば、それを持って日本大使館へと向かって下さい。
※帰国のための渡航書とは?
日本国外において日本国旅券の盗難・紛失に遭った旅行者等が日本大使館・領事館から交付を受ける事が出来る、日本への帰国目的に限定された旅行文書。
通常は有効期間が数日間とされ、出国手続と日本到着時の帰国手続にのみ行使が限定される。
ただし、「経由地」欄が設けられており、旅程上必要であると領事官に認められ、記載された第三国がある場合は、その国における航空機等の乗継ぎ・宿泊のための一時入国に使用することも可能となる。
《住所》 2627 Roxas Blvd., Pasay City, Metro Manila, Philippines
《電話番号》 02-834-7508(日本語、領事班直通) 02-551-5786(邦人援護ホットライン)
《執務時間》 8:30-17:30
《受付》 月-金 8:40-12:00/13:30-16:30
《受領》 月-金 9:30-12:00/13:30-15:30
《休館日》 土、日、フィリピンの祝日、一部日本の祝日
【必要書類】
【帰国のための渡航書の場合】
発行されるまでの期間:当日~3日
・渡航書発給申請書(大使館にて入手可)
・現地警察発行の盗難・紛失証明書、又は消防署等の発行した罹災証明書等
・盗難(紛失)届 (大使館にて入手可)
・警察への届出書 1通 (届出書が交付されなかった場合、届出番号のみで可能)
・6ヵ月以内に発行された戸籍謄(抄)本
※帰国後に、国際郵便にて大使館に書類を郵送する誓約書を提出する事で、帰国後の送付可
・写真(縦45mm×横35mm) 2枚
・航空券 (e-Ticket)
【パスポート再発行の場合】
発行されるまでの期間:1週間~2週間
・紛失一般旅券等届出書(大使館にて入手可)
・一般旅券発給申請書
・現地警察発行の盗難・紛失証明書、又は消防署等の発行した罹災証明書等
・盗難(紛失)届(大使館にて入手可)
・写真 (縦45mm×横35mm) 2枚
・6ヵ月以内発行の戸籍謄(抄)本
※帰国後に、国際郵便にて大使館に書類を郵送する誓約書を提出する事で、帰国後の送付可
・損傷した旅券 (所持している場合)
・身元確認書類 (日本の運転免許証等)
今回は短期旅行者向けの「帰国のための渡航書」の発行を前提にした記事となりまうますので、上記の【帰国のための渡航書の場合】に記載した必要書類を大使館にて記入及び事前に準備して、発給を申請します。
僕の場合は事前に大使館に電話を入れ、必要書類等を全て揃えた上で午前中に大使館に向かい、11時頃には大使館について申請しましたが、「帰国のための渡航書」を受け取ったのは大使館の昼休憩が終わった後の14時過ぎでした。
発行の為の料金は約1,000ペソ程だったと思います。
ですが、実はまだこれだけでは帰国できません。
次の項で記載しているイントラムロスの入国管理局本局に向かい、入国日のスタンプをこの渡航書に捺印して貰う必要があります。
※また、大使館に向かう時間が遅ければ受け取りは翌日、金曜日の午後に向かえば、翌週月曜日の受け取りになる事もありますので、向かわれる時間と曜日に気を付けて、その後、入国管理局でスタンプを貰う必要がある事まで含めて、帰国のスケジュールは余裕をもって組んで下さい。
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イントラムロスの入国管理局で入国日のスタンプを捺印してもらう
イントラムロスの入国管理局本局には、日本大使館があるパサイからタクシーで40分程で到着したと思います。
《住所》 Magallanes Drive, Intramuros, Manila City, Philippines
《電話番号》 02-527-3308
《執務時間》 8:00-17:00
《休館日》 土、日、フィリピンの祝日
入国管理局の1階の案内所みたいな所で、必要書類をもらって記入します。(書類代金等が300ペソ程かかったと思います)
次にその書類を提出して受付を済ませると、3階に上がれと言われますので3階の指定された場所で自分の順番を待ち、渡航書に入国日のスタンプを捺印して貰えます。
僕の場合は、この入国管理局でスタンプを捺印してもらう迄にかかった時間は約2時間でした。
この入国日のスタンプが捺印された状態になり初めて、パスポートを空港のイミグレで提出するのと同じ様にこの渡航書を提出する事で、フィリピンでの出国審査と日本の入国審査を通過できる様になり、帰国する事が可能となります。
まとめ
短期旅行者の方がパスポートを紛失や盗難された場合は、「帰国の為の渡航書」で帰国する方が殆どになるかとは思います。
一瞬パニックになる気持ちも十分に分かりますが、冷静に上記の書類を準備して対応して行くと最短で帰国出来るスケジュールに近づくと思います。
スケジュール的には完璧に上記の手順を踏んで、無駄なく回れば当日中の「帰国の為の渡航書」の入手も可能かもしれませんが、フィリピンと言う事もあり2日は余裕をみている方が無難かと思います。
TEAMあわよくば編集部の記事をお読みいただき、ありがとうございました。