どうも、ミカエルです。
だが、彼女に返したメッセージは「僕の所に戻って来てほしい」と言う内容。消えかけた火事場にもう一度炎を再燃させることを、自らを選択するのであった。
本日もよろしくお願いします。 押忍!
サニーのメッセージに対して、僕はその時の正直な自分の気持ちを返した。
結果、サニーも仲直りしたいと言ってくれ、僕たちの毎日のメッセージのやり取りは、以前のように何事もなかったかの如く行われた。
当然ながら、僕がある程度、サニーに関する色々なことを知ってしまったことを彼女は知らない。
問い質したい気持ちはモリモリだったが、それを言い出すと「誰に聞いた?」という話になり、A氏の指名子に迷惑をかけてしまうとの思いから、何も口に出せない中で、彼女への信頼だけが失われた状態だった。
皆さんからすれば、そんな状態で関係だけ維持だけして何が楽しいん?と思われても仕方ないとは思うが、彼女を失いそうになればなる程、当時の僕は彼女に固執していった。
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そんな状態でも、サニーとのメッセージのやり取りは通常運転に戻り、会話を重ねていく。
そうなって来ると、やはりサニーに会いたいと言う気持ちが芽生えて来た。
だが、無理して飛んだ前回の渡航のしわ寄せもあり、やらなければいけない仕事が山盛りだ。
決して直ぐにフィリピンに飛べる状態ではない。
ないのだが、、、
仕事のきりがつくスケジュールを逆算し、来週の金曜日の夜便なら3泊程度、飛べそうな気がする。。。
だが、こんな頻度でフィリピンに飛んでいいんか?…しかも理由がフィリピーナに会うためだ。。。なんとなく感じる罪悪感に、僕の中の良心がストップをかける。
…
…
…
とりあえず、来週金曜日のチケットは確保したwww
だが、初の深夜着便。
などと、イマジネーションが溢れ出てくる。
サニーにチケットを取ったことを伝え、「当日は給料がわりのお金を払うから、仕事を休んで絶対に空港に迎えに来てな!」と念を押す。
Opoとは言っているものの、そのどことなくキナ臭い返事に、出発までの間に何度言ったか分からないほど、同じことを伝えた。
心機一転ということもあり、今回はホテルも今まで滞在していたマカティのホテルとは違う所を探した。
すると、以前から気になっていた金色の建物、City of Dreamsのハイアットが予約できる様になっている。
僕はカジノにまったく興味はないが、完成したばかりだし部屋も綺麗だろうと思い、今回はハイアットに泊まることにした。
サニーに今回はハイアットを取ったと伝えると、
と、僕の嫌いなフィリピーナのHa?付きで、若干キレ気味の返事が返って来た。
だが、どうもサニーとの会話が噛み合わない。
よくよく聞いていくと、当時はマラテのニューワールドもハイアットだったみたいで、僕はCity of Dreamsのハイアットを予約したのだが、彼女はマラテのハイアットを予約したと思っていたようだ。
分からないが、彼女なりにマラテのハイアットには何か嫌な思い出でもあったのだろう。
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サニーとの、そんな小さなすれ違いはありながらも、いよいよ出発の日を迎えることになった。
セブパシ5J827便の発着時間は、今は変わっているが、当時は20:40分発→23:50着だったような気がする。
その為、サニーには0時にターミナル3に迎えに来てと伝えていた。
18時半には空港に到着しようと、仕事を若干早く切り上げ、万全の体制で空港に向かう。
だが、この旅は行きの飛行機から予定が大幅に狂いだす。
20時30分になっても、搭乗のアナウンスがかからず、結局搭乗が始まったのは、出発の定刻より40分程遅れてからだった。
当然、遅れることが分かっていたので、この時点でサニーに搭乗が遅れているので、到着が遅れることをメッセージしていた。
しばらくすると、飛行機は定刻は遅れながらも無事マニラに向け離陸した。
到着の時間が気になっていた所で、機内アナウンスが有り、到着予定時刻が約1時間遅れだとアナウンスされる。
ヤバい。。。と焦る気持ちはあるものの、言うて僕にどうすることもできない。
今の僕にできることは、機長という名の見たこともないおっさんを、無事にマニラまで届けてもらう為に応援することだけだ。
マニラまで約4時間のイライラを、ひたすら「ヒィ、ヒィ、フゥー」してみたりして耐え続ける。
そうこうしている間に時刻はフィリピン時刻の0時30分になろうとしていた。
飛行機は空港に近付き、着陸の体制に入ると、地上が近づいて来たこともあり、少しずつ携帯の電波も拾いだす様になった。。。
「ブルルっ」携帯を見るとごっつい数のメッセージが通知画面を埋めつくす。
サニーだ。マナーモードのバイブからを感じる、サニーの無言のプレッシャーがヤバい。
恐る恐る、メッセージを開けると
怒っている。サニーは今すごく怒っている。。。
「遅れるでっ!」と送ったメッセージは、全く意味をなさず、サニーの凶暴性に再び火が着いてしまっている。
あかんっ!と機内ではあったが、不謹慎にもすぐに返信を打つものの、電波が不安定で送信できない。
結局、送信ができたのは飛行機が着陸する寸前だった。
だが、彼女からの返信は返ってこない。
ゲートに到着し、機外に出てすぐサニーにコールするもコールにも出ない。。。
彼女からのメッセージが最後の来ていたのは、すでに30分以上前。
もう、サニーは僕を待ってくれていないのではないか?という、嫌な予感が頭をよぎった。。。
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イミグレを待つ間も、預け荷物を待つ間も彼女に電話をかけ続けるが、電話の応答はなかった。
サニーの電話には、ごっつい数の僕の着信履歴が鬼電として残っていたことは間違いない。
だが、問題はまだ解決していない。
最後の鬼門、真夜中のタクシーに乗り、なんとしてもホテルまで辿りつかなければならない。
荷物を取り終え、一度外に出てみる。。。
するとすかさず、日本語を少し話せるフィリピン人のおばはんが声をかけてきた。
…
…
…
怖い。。。心なしかおばはんの顔も強面に感じる。。。とてつもなく不安だ。。。
もう一度、わざわざ荷物チェックを受け、空港内に引き返したwww
不安のあまり、半ば諦めながらも、サニーにもう一度コールしてみる。
…
…
…
電話に応答してくれたのは、電波が繋がらないときに流れる、何と言っているか分からない英語を話す自動応答の女性。。。
もちろんバッテリー切れの可能性も、0.数%有るが、相手はサニー。。。ほぼ確、電源を切った。
確かに約束の時間に遅れたのは僕だ。
サニーが送って来ていたメッセージの内容から考えても、おそらくちゃんと空港には迎えに来てくれていたのであろう。
だが結果としては、ただの置いてけぼりだ。
何とも言えない怒りが、僕を悪党だらけの空港の外へと向かわせた。
一時退散するきっかけとなった、日本語を話せるおばはんに、ホテルのバウチャーを見せ、ここに連れて行って欲しいと伝えた。
おばはんは、止まっていたタクシーに何やら話をつけに行き、戻ってきて1,000ペソだと伝えにきた。
高っ。。。ものすごっつぼられてる。。。
だが、そんなことを言ってられる状況でもない。
少しでも安心してホテルに到着できるなら、今日に限っては、なしよりのありだ。
明らかにチップを待つおばはんにチップを手渡し、上機嫌のドライバーのタクシーに乗せられてなんとか無事ホテルにチェックイン。
空港での待ち合わせで置いてけぼりをくらうという、まさかの結末によるサニーへの怒りから、翌日僕が連絡を取ったのは、サニーではなく、ジョイだった。。。
続きは次回。
TEAMあわよくばの本日の記事をお読みいただき、ありがとうございました。